08/18/2012

親子で挑戦!港区エコプラザワークショップ

夏休みも始まった7月26日(木)、港区のエコプラザで親子古代文字アート教室が開催されました。

自己紹介の後、スライドを見ながら古代文字について、天遊さんのお話を聞く。
昔の人は、自然や人、身の回りにある物を見て想像力を働かせて文字を作ったこと。
『日』や『月』、『星』『木』『山』。
実際にどのような古代文字が作られて、そして今私たちが使っている漢字につながっているのか。。。
最初文字は、亀の甲羅や動物の骨に刻み込まれていたこと。
いったい何の為に文字が必要だったのか。。。
話が進むにつれどんどん古代文字の世界に引き込まれていくのが、みんなの表情や、前のめりになっていく様子から窺える。

お話の後はいよいよ筆を手に、まずはお約束の一本線を引く。
太くてどっしりとした一本線。細くても力強さが感じられる一本線。
様々な線がひけるようになったところで、まるや四角を書いてウォーミングアップ終了。
本日のテーマ『自然』に関する文字から、書きたい文字を決めていく。
目標は、大きな和紙に親子それぞれの文字を書いて一つの作品にする事。
選んだ文字を半紙に書いて練習する。何度も書いているうちに筆使いもなめらかになっていく。そして、天遊さんのアドバイスでそれぞれの文字が動き出す。
それはもう面白いほどに変化する。
(この文字が動き出す様子は、一度体験していただくしかないのですが)

それぞれの文字がスムーズに書けるようになったところで、親子で全体のデザインの相談。
どこの位置にどの文字を書くのか。どんな大きさ、バランスで書くのか。
想像力の豊かな子どもたちは、ここでもイメージがどんどん膨らんで止まらない!
主導権は完全に子どもたちの手に握られている様子。
デザインが決まったところで、いよいよ大きな和紙へ。
初めてにぎる、たっぷりと墨を含ませた大筆の想像以上の重さに驚きつつ、いざ!!
実際、身体を使って書く事は、思った以上に難しい。
ましてや一人ではなく、相手がある合作。
相手がどんな大きさで、どんな動きの文字を書いてくるのか。
相手の事もかんがえながら自分の文字を書かなくてはならない。
ちょっとのバランスの違いで作品が大きく変わってしまう。
一度目の作品の出来栄えを見ながら、親子でミーティング。
文字の大きさ、位置、力強い線にするのか、繊細な線なのか、かすれた感じを出すのか。

相談が終わったところで二回目に挑戦。
一度目より硬さがとれ、作品がダイナミックになり、天遊さんのアドバイスで全体のバランスも良い仕上がりになっている。
書き上げた作品の中から、親子で悩みに悩んで気に入ったものを選び、名前を入れて完成。

仕上がった作品に囲まれて、本日参加した全員で記念撮影をして終了。
参加したみんなの満足そうな笑顔を見て、お手伝いの組員達もホッと安心。

この古代文字ワークショップに参加して下さった方達の中には、古代文字について調べに、一緒に図書館に行ったお母さんと娘さんや、自分で文字をつくっちゃった子も。
そこまで興味をもってもらえた事にうれしさがこみ上げてくる。
少しずつだけど、確実に古代文字の輪が広がっている事を実感。

Ecoplaza_paper

次回のワークショップは9月16日の予定。
力を合わせて、古代文字を大きな和紙に書く楽しさを是非、親子で体験してください。

※エコプラザでは天遊組の古代文字小品展を開催中!ぜひご覧ください。

> 港区エコプラザHPはこちら

Posted By 西 

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