こんにちは!!
2012年の展示もお陰様で無事終わりました。
沢山の方に足を運んでいただき、本当にありがとうございました!!
「THE LINE」初日イベントは、数学者の上野健爾(うえのけんじ)さんをお迎えして、上野さんと天遊さんのトークショーと、数学にまつわるミニ書ライブでした。
なぜ数学の道に入ったかという話や、現在の教育現場の話、ピタゴラスの定義で鬱病になった人たちの話、上野さんの研究されている関孝和の話、どのように和算は学ばれていたか、などなど、質問時間も設けたりして、盛りだくさんの内容でした!
数学、算数、計算、、、と聞いただけで虫酸が走る私ですが、(だってなんで○と●の距離やら面積やらを数字で表せるのかがわからない!!) 先生のお話は本当に素直に面白いな~と思いました。
寺子屋の人たちは表彰されるでもなく、お金がもらえるわけでもないのに、関孝和を師匠として数学の問題を出し合い、考える力を磨いて行ったのだそうな。
あれ、それどこかでそんな風に書道をやっていた人たちがいたような(笑)。
上野さんにとっての数学は、真理に近づくためのものなのかな、という感じがしました。
「回答ヒントのある問題集なんて駄目だ。なんのために問題を解くんだ?自ら考える力を養うために問題を解くんだろう?だからヒントがある問題集の方が本当は不親切なんだ。」表現方法は違いましたが、このようなことを話されていたのが印象的でした。
古代文字の書を書くのも、考える力、それを表現する力を養うため。なにかわからないけど、真理に少しでも近づくため。
数学者と書家も、表現者は根底でつながってる。
そんなことを再確認した初日のイベントでした。
最後にはお越し頂いたお客様に、古代文字の数字を書いていただきました!
皆様、本当にありがとうございました!!