11/10/2011

福島県いわき市訪問 – 小学生のための 古代文字 ワークショップツアー

Dsc02058_2
 11月5日(土曜日)総勢5名それぞれ辞書を持参して8:00発の特急に乗り込みました。
都会の風景が次第に田園穀倉地帯に変わり、色づき始めた木々に旅心地を刺激され、止まることのないおしゃべりに興じている内にあっという間に2時間半が過ぎいわきに到着。

駅では今回のオファーを下さった参議院議員のI氏と市議会議員のA氏が出迎えて下さり早速A氏と息子さんが私達を被災地へと連れて行って下さいました。
いわき市は海岸線は60数キロに及ぶそうで、通れたのはその一部でしたが、小名浜漁港を含む中心地を見せて頂きました。

すでに大部分の倒壊家屋が取り壊され、土台だけがかつての密な家並みを思わせていました。近日中には取り壊される家の壁面に、手向けの花花が描かれたのを見たときには、全身総毛立ち胸がいっぱいになりました。

Photo_gallery_109Dsc01926

A氏は保育園を経営しておられ、今回のワークショップはその一角の学童クラブで行われました。“お習字をやる”つもりだった子供たちは、天遊さんの古代文字の説明に少しとまどっている様子でしたが、一本線を引く段になるとがぜん勢いづき、初め5名限定の予定が結局18名全員が挑戦、皆身を乗り出して友達が筆を持ち、気持ちを集中させるのを見守り、それぞれ個性溢れる線が引けました。

Dsc02071
次にグループに分かれ人、山、水、月、雲を練習し大作を仕上げました。きわめて短時間にもかかわらず、すばらしい作品ができあがりました。大倉保育園も地震で地盤沈下し、建物は波打っているようでした。現在すぐ近くに仮の建物で保育をなさっていますが、新しい園舎が完成したら、飾ってあげてほしいと思いました。
園長のA夫人、職員の方々は皆明るく活気があり、今日はただ明日へのみ繋がっているんだという印象を強く持ちました。

天遊さんの子供たちを引きつける進行ぶりは見事でした。
みなさま本当にお疲れ様でした。

Posted by SACHIKO

 

Leave a Reply