10/25/2015

古代文字が踊りだす

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10月24日、ピースウィークくにたち2015、くにたち郷土文化館で開催された「地球の民のユニット・マナフネ 唄と踊りLIVE〜こぼれる種〜」に、天遊組も古代文字にて参加させていただきました。

古式ゆかしい音楽に、心に染み入るような唄声、そしてフラダンスを基調とした美しい踊り。

そこに居るだけで、ごく自然に、体は音楽に合わせてゆったりと揺れ始めます。

古代文字で宇宙空間を表現した大きな布が舞台を旋回し中央に据えられ、意識は古代に巡ります。

舞、宝、海、雲、身、子、明、旦、光、星、風、虎、魚、命・・・

唄の歌詞に合わせて選ばれ、自然への畏怖と祈りを込めて天遊組が書いた古代文字は、踊り手に抱かれて一体化し、唄に合わせて揺れながら、舞い踊りました。

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それはまるで、命をかけた雨乞いのようであり、胎動のようでもあり。

背景に広がる緑と青空がぐっと深みを増したように思えた次の瞬間には、暮れかけた陽がオレンジ色の豊穣な空気で舞台全体を包み込み、そこに居る全ての存在が一つになったような気がしました。

秋晴れの空には心地よい風が吹き抜けて、一瞬にも、長い長い時のようにも思える時間が過ぎてゆきました。

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天遊組にとっても、また新しい息吹を感じる新鮮な経験となりました。

ご参加いただいた皆さん、素晴らしい時間を共にさせていただき、ありがとうございました。

また、このような機会を繋げて下さいましたアグレアブル・ミュゼの石田ひさやさん、中野妙香さんにも感謝いたします。ありがとうございました。

Posted by Akiko

 

10/20/2015

展覧会、無事終了!

リレーでつないだ展覧会も最終日を迎えてしまいました。。寂しい。。。
今年も天遊組の展覧会にたくさんのお客様にご来場いただきました!ありがとうございました!

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古代文字の形から垣間みられる、いきいきとした人の身体や生活、「はら」で感じる心の在りよう。今年はそんなことをコンセプトに作品作りを進め、「からだで感じる」をテーマに展覧会を開催いたしました。
4日間、様々な出会いやご感想をいただくことができたこと、なにより嬉く思います。
天遊組の展覧会は、ただ観るだけの展覧会ではなく、コミュニケーションの場なんだなということを改めて感じました。

展覧会のタイトル「藝」とは、すべての根源、自然や八百万の神、すべてのことに感謝する姿です。会場の上善堂の入口に大きく書かれた「藝」という文字を見るたびに、このことを思い出し「ありがとうございます」と見えないものに感謝する日々でした。

ご来場いただいたお客様、応援いただいている方々、そして谷中・天王寺の皆様に心からお礼申し上げます。

(リレーブログ・写真一部、佐々木 康広氏、Urouro Yamada氏撮影・いつもありがとうございます!)

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*天遊組では体験道場を開催しています。*

場所は谷中・天王寺と駒込・遊庵の2カ所です。
全身を使って線をひく楽しさ、古代文字の面白さを体験してみたい!という方は、是非ご参加ください。
体験道場の詳細・日程はHPの「Schedule」ページをご覧下さい。
お申し込みはHPの「Contact」ページよりお申し込みをお願いいたします。

Posted by Izumi

 

10/18/2015

10月12日 天遊組展覧会最終日

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あっと言う間だなぁ

のんびりとした雰囲気の、朝のお庭を眺めてたのも束の間、最終日も沢山のお客様にお越し頂き、大盛況のうちに終了する事が出来ました。

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海外からのお客様も多く、お名前書きWSにも飛び入り参加して頂いたり、国際色豊かな一日でした。

古代文字は出身、年齢に関係なく楽しんで頂け、中でも漢字マザーの作品は特に面白がって頂けたようです。

会期中は、作品についてもお客様とゆっくりお話しする事が出来、書いた本人が気付いてなかった事を教えて頂いたり、本当に楽しかったー

Posted by Yukiko

10/17/2015

10月11日 展覧会3日目 その2 「わ」になる

展覧会3日目。

和やかな雰囲気の中すすめられた参加型ライブパフォーマンスでは、今回展示作品としても書かせて頂いた「龠(ふえ)」という文字をお客様と一緒に書きました。

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今は、あまり目にすることのない「龠」の文字は、異なる音の出る竹笛を数本束ねたヤクという管楽器を吹いた時、音が調和している状態を表しています。

お客様に一本ずつ線を引いてもらうと、笛の音のように、どれも同じ線はありません。

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途中、本当にまとまるのかと思われた線も、最終的に一つになり楽しい音が聴こえてきそうな作品が完成しました。

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参加型ライブは、最後までどんなものになるのか、わからないドキドキ感がありますが、書き終えた後の方たちの笑顔を見ると、喜んで頂けたようでホッとしました。

皆様と一緒に作り上げるライブをやる度に、私達天遊組が活動できているのは沢山の方のご協力あってのことなのだなと思い出させられます。

Posted by Satomi

10/16/2015

10月11日 展覧会3日目 その1

展覧会3日目には、ご来場のお客様を巻き込んでの参加型ライブパフォーマンスを行いました。

大人から子供、先生から生徒、家族も他人もみんなで一緒になって一つの字を書き上げ、アットホームにワイワイ楽しく盛り上がりました(^-^)

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ご参加頂いた方々からたくさんのお声を頂きましたので、一部をご紹介させて頂きます。

「自分自身の中にある、『表現したい』というような衝動的な欲求が、この場所で昇華されたような快い経験だった」

「書く前はあれこれ考えましたが、書き始めると無心になりました。無心というより、意識が飛んでしまって、何千年前に戻ったような、空間も宇宙に行ったような、そんな不思議な時間でした」

「体が暖かくなった。楽しかった」

「前の方が書いた線と違う線を書くというのが思いの外難しく、普段いかに既成概念にとらわれているかという事に気付かせられると同時に、子供の自由な線に発想の柔らかさを感じて感心した」
など。

皆さん、無心になるほど楽しんで頂けたようで何よりです。
やはり、古代文字には人を原点に還らせるような力が秘められているような気がしました。

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また、天遊組と深いご縁のある小野先生からは、こんな回文を贈って頂きました。

<美素天遊>

「てんゆう」を訓読みで「あまあそび」と読ませ、「びそあまあそび」。

さかさまから読んでも、びそあまあそび。面白い!
天遊組には現在女性が多いので、美素・・・なんだか伸び代がたくさんあるような表現にも嬉しくなります。笑

ご参加頂いた皆さん、秋のひと時を共に過ごさせて頂けたことに感謝します。

私自身、天遊組に入って1年余りとまだ日が浅いのですが、古代文字そして書を通じて多くの気付きと出逢い、儘ならないものに対峙する度に新しい境地に遭遇し、当たり前のように過ごしてきた日常の中に実は存在していたたくさんの声に、耳を傾けることができるようになりました。

新しい出逢いはいつも新しい風を吹かせてくれるんだなぁと感慨深く想うばかりです。

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展覧会2日目ライブパフォーマンスの詳しい様子は、次のブログでご紹介します。
お楽しみに。

Posted by Akiko