09/11/2011

震災から半年がたちました。

天遊組のふうこです、こんばんは!

3月11日。

あの日、みなさんは、何をされていましたか?

私は、自宅での仕事のため、買出しにでていて、ちょうど14時30分ころ自宅につき、
さてはじめようか。と気持ちを切り替えようとしていたときでした。

壁のなかから聞こえる「ぎぎぎぎぎ」「がああっしゃああん」「ばりばりばり」という音。
立っていられないくらいの横揺れ。

高層ビルは予想外に揺れ、私は一瞬「死」が頭をよぎりました。
窓から見える高層ビルの揺れが更に恐怖をあおり、電話などは意味もなく、
連絡手段として使えたのはツイッターだけでした。

どんなに、技術や科学の力が発達して、生活が便利になっても、自然には抗えないし、
人はこの自然のなかでは無力であるということを思い知らされました。

その後の人災としかいいようのない原発事故に今もまだすっきりしないままです。
ですが、その後の人生観という部う分で大きく、自分の中の「何か」が変わったことを感じます。

古代文字に触れていると、古代の人々は今の私たちよりも、さらに「死」に近い部分で生活をしていたこと、
自然に対しての畏敬の念を文字からも感じ取ることができます。

雷 という文字も、 稲光を象形していますが、これは、「神」の「申」と同じ形で稲光がまがりくねって落ちるようす、とどろく様子を表したもので

古代の人は天上にすむ神様が稲妻を起こすと考えていたようです。

ピカーって伸びていく雷の様子から伸びるという意味になり
もうすという意味になったようです。

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電気の 電 も この稲光の象形です。

自然が起こすものはすべて「神」としてとらえ、祈り、その自然とともに生きてきた、古代の人びと。 

今の私たちは、どうでしょうか?

震災から半年たった今。

エネルギーについて、今後のありかたについて、ひとりひとりが
もう一度、考えるべきときなのだと思います。

天遊組の作品も、震災を期に大きく変わりました。
私たちの新たな旅は今、始まったばかりです。

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