08/25/2014

天遊組 夏合宿 2日目

8月10日 日曜日 合宿2日目。

泊まり組、帰宅組と分かれたものの「合宿」というエネルギーの中での緊張感と一体感は変わらず、二日目もスタート。
朝のウォーミングアップを終えると、それぞれ前日から持ち越した課題にかかり出します。

P1030344

それぞれが作品に向かう横で、何やらなが〜い紙が引かれていきます。
今回の課題の一つの「臨書」。天遊組らしい取り組みで作品として仕上げていきます。
家で書いて来ては道場の度にみんなでそのプロセスを見守りながら、それぞれ与えられたお題を仕上げます。

最終的に、なが〜い一本の紙に一直線に書き上げるのですが,家で書くと部屋から玄関の外まで出なくては仕上げられない(笑)と、この広い上善堂で一気に書き上げようとしているメンバー約二名。
最初はあれやこれや言いながら書いていくのですがそのうちにどんどん集中力が高まっていきます。
脇で組長が「えい、そうだ!、トン、スー、ぐぐっと、よし!」と声援を送る中、見事に二人とも仕上げました。
みんなで大拍手。まるで、ダンスのパフォーマンスを見るかのような緊張感と臨場感でした。

P1030215

昨年の「遊」で思いきり遊んだ後は、もう一度基本に帰ろうというのが今年の天遊組のテーマ。
墨と紙と筆、そして線。そこをそれぞれにもう一度見直そう。また、それぞれが感じている自身の人生観に在る「基本」。
そこから始めてみようというのが今年の展覧会の軸となっています。

unnamed[4]

とはいえ、天遊組。その軸に絡みながらも、あくまでも自由であろうとする在り方は変わりません。「基本」という軸を中心に回り出し、もんもんとしながらも遠心力がついていきます。合宿二日目はそのブレイクスルーへの第一歩をそれぞれが踏み出す時間となりました。

悶々とするのは、ブレイクスルーするための助走。それが無ければ抜けられない。
そして、度々その爽快さを味わった後はまた次の悶々が始まる。ああ、くるしいなあ〜
といいながら、弾けそうな自己表現の種が自分の中にあることを感じる時間。それぞれの弾けるタイミングは違えども、確実にその種は膨らんだ二日間となりました。

unnamed[2] (2)

夕方5時を回り、台風真っ只中の合宿も嵐の進行とともに無事終了。

作品の仕上げまで、後一ヶ月。更に更に、種を膨らませて仕上げて参ります!
皆様、乞うご期待^^

Posted by Mana

 

 

Leave a Reply