11/19/2011

「古代文字で空を描こう!」港区立エコプラザで開催された、古代文字アート教室

Ecoplaza_2

11月6日、港区立エコプラザにて開催された、古代文字アート教室。
3回目になる今回のテーマは「古代文字で空を描こう!」。
参加したのは幼稚園の年長さんから小学生の子供たち15名。

講師の天遊さんから古代文字とは?というお話と、実際にどういう風に文字が作られたか。。。私たちがポーズを作って実際の文字と照らし合わせて見てもらうところからワークショップは始まりました。

例えば「人」という文字は、人が横を向いているところを表していて、「北」という文字は人と人が背中合わせになっている状態を表している。などなど。
話を聞く度に、「お~っ」とか「え~っ」という素直なリアクション。
なんという反応の良さ!

いよいよ、筆を持って一本線を引くことに。古代の人が亀の甲羅に刃物で文字を刻み込んだように、筆で刻み込むように線を引く事は思った以上に難しい。
最初はとまどい気味に書き始めた子供たちも、何度か書いていくうちにそれぞれの個性あふれる線が出来てくる。太くて思い切りの良い線、細くて繊細そうでいながら凛とした線。

次は四角や円を書く。更にみんなの集中力が高まっていくのが感じられる。。。
ふと筆先を見ると、たくさんの四角からできた「ロボット」や円で出来た「パンダ」。
子供らしい作品も出来上がってゆく。しかも置き場がなくなりそうな勢いで作品が出来上がってゆく。。。

そして今回のテーマ「空」に関連する文字を書く。
「空」「月」「星」「日」「雲」「雨」「雷」「虹」。
思い思いの文字を書くみんなの集中力はさらに高まっていき、発想力あふれる素晴らしい作品が出来上がっていく。見ているこちらまでワクワク、ドキドキしてくる楽しい感覚。

最後に好きな文字を書いて皆の前で発表!!
一枚じゃすまなくて、何度も発表する子供たち。もう創作意欲に火がついちゃったみたいで止まらない状態。

何かひらめいたのか、目の色が変わる子や(よくアニメで目がキラッとする場面があるけど、ほんとにキラッとするのねぇ。。。)、友達の作品からインスピレーションを受けて、自分の作品に反映させ、掘り下げていく子も。

Ecoplaza_3

半紙いっぱいに様々な一本線を引いて「竹林」。星という文字に横を向いた人をたくさん書きこんで「星に祈る」。「田んぼに降る雨」「水面に映る月」「月にかかる雲」などなど。抒情詩的な作品があるかと思えば、「信号機」っていう現代的な作品も。

見たまんま描いて、一文字(?)で「信号機」って発表された時は「!!」となったけど、古代の人は自然や、動物、人、物をそれこそ見たまんま文字に表した事を考えたら、有りなんだなぁ。。。現代で文字を作ったらこういう事かも。

ついには創作意欲があふれすぎて、身体で表現し始める子も!!!
最後の最後は、一番お気に入りの作品を持って集合写真をパチリ。

Ecoplaza

最初は1~2年生が多い今回の参加者を見て、2時間もじっとしてられるのかなぁ。と、少し不安を感じたのですが、全くそんな事は杞憂に終わったあっという間の2時間でした。

皆の、のびのびとした作品や、豊かな発想力溢れる作品から、逆に“ハッ”とさせられる事が多かったワークショクップでした。

次回のエコプラザのワークショップは来年の予定。
今度はどんな子供たちと出会えるのかとても楽しみです。

Posted by Nishi

Newspaper Nov 2011

Leave a Reply