05/13/2015

古代文字アートワークショップ in 新潟

ゴールデンウイーク初めの4月29日、新潟にて古代文字ワークショップを行いました。

場所は古民家を改装したサロン「咲屋」さん。お天気にも恵まれ、解放的に開けられた縁側の窓からは、お庭の緑がまぶしいくらいに目に飛び込んできます。
今回、新潟県内といわず、静岡や富山といった他県からも泊まりで参加してくださる方もいらっしゃいました。皆さん古代文字に興味津々なメンバーばかりなので、指導にも熱が入ります。

IMG_2436

IMG_7753

一本線を引くところから始まり、全員同じ文字を半紙に書いて古代文字アートの練習。出来上がった文字を一人ずつ見せ合い発表しました。
最終的には、各々書きたい文字を選んで大きな1枚の作品を完成させます。はじめから書きたい文字のイメージがしっかりしていた方達だったので、出来上がった作品もとても個性的な力作揃いでした。天気がいいので、外で乾かしながらの展覧会。古代文字は自然が本当に合います。

IMG_6408

ワークショップの後は、皆で夕食のバーベキューの準備です。新鮮でおいしい魚介やカニは、新潟の…ではなく、なぜか函館から直送のものでした。
咲屋さんに集まる人たちは皆、家族のようで居心地が良すぎ、ついつい長居したくなります。夕食後も遅くまで古代文字について話し合い、自分で気になる文字を調べている方もいました。楽しそうに古代文字の話を聞く姿や、自由な作品作りに、初心を思い出した組員達でした。
宿泊希望者はそのまま咲屋さんに宿泊。天遊組メンバーも宿泊させて頂きました。

出発の日の朝、咲屋さんの襖には「風」という文字が残りました。この場所から古代文字の魅力が伝わっていきますようにと願いを込めて。

IMG_3885

今回、新潟ワークショップを企画実行してくださった皆様、参加してくださった皆様、本当にありがとうございました。

Posted by Satomi

12/24/2014

バレンタイン扇子ワークショップ@伊場仙

年の瀬、今年も残すところあと一週間あまりとなりましたね。

さて先日、日本橋は伊場仙にて、今年最後の『扇子づくりワークショップ』を行いました。
伊場仙の多大なるご協力を得て毎回大好評の扇子づくりワークショップも、今回で3回目。
師走の皆様お忙しい時期にも関わらず、今回もたくさんの皆様にご参加頂き、とても楽しく充実した時間となりました。

IMG_5773

突然ですが平安時代、日本にもバレンタインデーがあったのをご存知ですか?
光源氏の時代の女性達は、チョコレートではなく扇子に歌をしたためて意中の殿方に手渡していたそうです。
そして殿方は、ホワイトデーに扇子の裏に返歌を書き加え女性に渡す。
それを『贈扇の儀』と呼んでいたそうです。
愛の儀式にも知性が漂う、素敵な文化ですね!

この贈扇の儀の心を現代にも蘇らせよう、ということで開催した、バレンタイン扇子づくりワークショップ。

伊場仙 吉田社長直伝の贈扇の儀特別講座を実施、さらに、ご厚意で、顔彩一式を参加者全員に貸し出して頂き、クリエイティビティ溢れる現代の有志男女の手によって、今回も素敵な作品がたくさん生まれました。

IMG_5778

仕上がりは来年、楽しみに待ちましょう。

ご参加頂いた皆様、伊場仙の皆様、本当にありがとうございました。

IMG_5828

Posted by Akiko

09/08/2014

作品作り、大詰め!& そして天王寺道場WSのお知らせ

9月の道場はいつも以上の緊張感で包まれます。10月の展覧会まであと約一月。
作品作りも大詰めです!

今年は新メンバーの3人も大作に挑戦!個々の表現を模索&奮闘中です。初の展覧会にどんな作品が出来上がるのか、古参メンバーのワタクシも楽しみに待ちたいと思います。

2014-09-06-1

今回の展覧会のテーマは「基本にかえる」。
7年目の天遊組が改めて「基本」にたちかえり、線や文字に向かい合った作品です。

10月10日から13日の天遊&天遊組展覧会「しかくとおくぐるり」をお楽しみに。

2014-09-06 15.43.34

と、その前に!谷中・天王寺の日暮里道場で古代文字WSを開催します!!

久しぶりの古代文字WS。おまちかねの方もいらっしゃるかと思いますが、やっと開催です。お待たせ致しました!

広いお堂で大きい紙に、全身を使って古代文字を描いてみませんか?
古代文字とは私達が使っている漢字のルーツです。
その文字に込められた本当の意味とは?

是非、ご自分の文字や線を探しに来てください。

IMG_0405

次回のWSは未定ですので、この機会に是非ご参加くださいね☆

2014.9.28【日】 13:00 受付開始  16:00終了

定員15名(申し込み先着順)

会費 5.000円 / 小学生以下 2.500円

大筆、和紙など、すべてこちらでご用意します。
動きやすく墨が付いてもよい服、靴下をお持ちください。
お申込み お問い合わせはHPの「Contact」もしくはinfo@tenyougumi.com までお願いします。

題名に「9月28日 WS申込み」としていただき、参加者のお名前、メールアドレス、電話番号をご記入ください。

谷中・天王寺でお待ちしています!

Posted by IZUMI

08/20/2012

港区エコプラザで天遊組小品展開催中!

Dcim0238Dcim0239Dcim0241

夏のエコプラザは、宿題したり、遊びにきたり、地場野菜を買いにきたり、エコなワークショップ以外にも気軽にいこえる場として開放されています。

天遊組長は去年からここで、子どもの古代文字アート教室を始め、組員もお手伝いしています。

始めて知る漢字の物語に、食いつくように没頭する子どもたち。
お目々キラキラに、私たちもびっくり。
付き添いの親たちも書きたくなって、モゾモゾ。
そこで今年から、親子で大きな作品をかくことにしました。

いままでは、毎回テーマの中で子どもたちが書きたい文字を辞書で調べていたのですが、大人たちには先にヒントとなる古代文字をいくつか半紙に書くことになりました。

すると、「せっかく書くのだから、作品にしましょう!」という組長の一言。
強制参加じゃない、とは言われるものの、やはり頑張ってしまう組員ダマシイ。
書き出すと、苦しいけど、楽しい。

はじめは簡易な紙の額だったのですが、「せっかくいいもの書いたのだから、ちゃんと額装しましょう!」というまたもや組長の一言で、完璧な作品になりました。
面白いもので、子供たちの反応も上々。
作品たちも生き生きしてきました。

するとエコプラザのスタッフから、「とても素敵なので、展覧会しましょう!」と。

9月半ばまで、1ヶ月の期間、小品展を開催中です。
テーマは「自然」。
珍しく、組長の作品も展示されています。

Dcim0237

次回のテーマは「祭り」。
9/16(日)のワークショップまでにしあげねば。
最近気づいたのですが、みんなの作風がちょっと変わって、動き出してきました。
楽しいな、苦しいけど。

 

08/18/2012

親子で挑戦!港区エコプラザワークショップ

夏休みも始まった7月26日(木)、港区のエコプラザで親子古代文字アート教室が開催されました。

自己紹介の後、スライドを見ながら古代文字について、天遊さんのお話を聞く。
昔の人は、自然や人、身の回りにある物を見て想像力を働かせて文字を作ったこと。
『日』や『月』、『星』『木』『山』。
実際にどのような古代文字が作られて、そして今私たちが使っている漢字につながっているのか。。。
最初文字は、亀の甲羅や動物の骨に刻み込まれていたこと。
いったい何の為に文字が必要だったのか。。。
話が進むにつれどんどん古代文字の世界に引き込まれていくのが、みんなの表情や、前のめりになっていく様子から窺える。

お話の後はいよいよ筆を手に、まずはお約束の一本線を引く。
太くてどっしりとした一本線。細くても力強さが感じられる一本線。
様々な線がひけるようになったところで、まるや四角を書いてウォーミングアップ終了。
本日のテーマ『自然』に関する文字から、書きたい文字を決めていく。
目標は、大きな和紙に親子それぞれの文字を書いて一つの作品にする事。
選んだ文字を半紙に書いて練習する。何度も書いているうちに筆使いもなめらかになっていく。そして、天遊さんのアドバイスでそれぞれの文字が動き出す。
それはもう面白いほどに変化する。
(この文字が動き出す様子は、一度体験していただくしかないのですが)

それぞれの文字がスムーズに書けるようになったところで、親子で全体のデザインの相談。
どこの位置にどの文字を書くのか。どんな大きさ、バランスで書くのか。
想像力の豊かな子どもたちは、ここでもイメージがどんどん膨らんで止まらない!
主導権は完全に子どもたちの手に握られている様子。
デザインが決まったところで、いよいよ大きな和紙へ。
初めてにぎる、たっぷりと墨を含ませた大筆の想像以上の重さに驚きつつ、いざ!!
実際、身体を使って書く事は、思った以上に難しい。
ましてや一人ではなく、相手がある合作。
相手がどんな大きさで、どんな動きの文字を書いてくるのか。
相手の事もかんがえながら自分の文字を書かなくてはならない。
ちょっとのバランスの違いで作品が大きく変わってしまう。
一度目の作品の出来栄えを見ながら、親子でミーティング。
文字の大きさ、位置、力強い線にするのか、繊細な線なのか、かすれた感じを出すのか。

相談が終わったところで二回目に挑戦。
一度目より硬さがとれ、作品がダイナミックになり、天遊さんのアドバイスで全体のバランスも良い仕上がりになっている。
書き上げた作品の中から、親子で悩みに悩んで気に入ったものを選び、名前を入れて完成。

仕上がった作品に囲まれて、本日参加した全員で記念撮影をして終了。
参加したみんなの満足そうな笑顔を見て、お手伝いの組員達もホッと安心。

この古代文字ワークショップに参加して下さった方達の中には、古代文字について調べに、一緒に図書館に行ったお母さんと娘さんや、自分で文字をつくっちゃった子も。
そこまで興味をもってもらえた事にうれしさがこみ上げてくる。
少しずつだけど、確実に古代文字の輪が広がっている事を実感。

Ecoplaza_paper

次回のワークショップは9月16日の予定。
力を合わせて、古代文字を大きな和紙に書く楽しさを是非、親子で体験してください。

※エコプラザでは天遊組の古代文字小品展を開催中!ぜひご覧ください。

> 港区エコプラザHPはこちら

Posted By 西